【超々特別インタビュー】丹生さんインタビュー!!!

今日は趣向を変えて、入社年次の一番若い、中途入社からまだ1ヶ月しか経っていないIさんにインタビュワーをお願いし、インタビュー相手もIさんが話を聞きたい人を選んでもらいました!

で、その結果、インタビュワーはIさん、相手は当社代表の丹生という異例の「社員(?)インタビュー」になりました。これはこれで貴重なので載せます!

 

 

 

 

 

 

__まずは起業した理由を教えてください。

「僕これ、いろんなところで言ってますが、技術者が夢や目標を実現できる場を提供することです。
技術者はプロダクトを作る工具ではなく、ひとりひとり一度きりの自分の人生を歩んでいるし、一朝一夕で身に付くスキルでもないので、必ず報われなければならない、報われる会社を作りたい、と。今は技術者だけではなくなったので、全社員が夢や目標を実現できる場を提供することです。」

 


__ですよね。知ってます。そのために工夫していることは何ですか?

「いろいろだけど、一番苦労して構築した特長は、未経験の仕事でも挑戦できるようにすることかもしれません。
職務経歴ができるまではなかなか機会がもらえない現実があって。依頼する側の立場で考えると、未経験は怖いし経験者は安心できるので、当然そうなるだろうと。でも、チーム体制とか予算とかスケジュールを工夫すれば、経歴に関係なく欲しいキャリアが手に入る機会を必ず提供できる方法があると信じて、それを第一優先でなんとかやってきてます。」

 


__欲しいキャリアがない人もいるのでは?

「なければないで、消去法でもなんでもいいので、やりたくないことを除外していって、まずは何から始めるかを一緒に考えたり。最終的にどうなりたいか目標を決めて、そこにつながるキャリアパスをブレイクダウンして決めたりします。」

 


__それでも仕事に興味がない人はどうしたらいいんですか?

「何を言わせたいのかわからないけど、僕はもし本人希望がないのであれば、普通に市場価値の向上を優先するよう勧めると思いますよ。無難に。
日本のIT業界では『スキル経験』『工程経験』『規模経験』の三軸で単価が決まると言っても過言ではなく、昔と違って今はVBだけではAI失業のリスクがあるので、戦略的に幅広い職務経歴を作ることで、時流に依存せず安定して市場価値の高い人になれるし、単価が上がれば収入も増えます。
できることが多ければ多いほど、人の役に立てる機会も多くなるでしょ。だからまずはできることを増やしていきましょう、というアプローチになります。」

 

__「スキル経験」とはどんなものですか?

「例えば300種類以上あるプログラミング言語だったり、フレームワークだったり、ソリューション経験だったり、RDBMSだったり、SolarisやRedHatのようなサーバOS、インフラ・ネットワーク・セキュリティ・ストレージ、オンプレ・クラウド、などなど全部です。
スキル経験にはマネジメントスキルやドキュメントライティングも含まれます。『経験がないからできない』ではいつまで経ってもできないままなので、新卒1年目でも小規模なマネジメントを経験してもらうようにしています。」

 

 

 

 

 

 

__SSC(Staff Skill Check)という制度ですね。

「ですです。なので数百項目もあって、まずは知識だけでも持ってもらい、次に10分でもいいから触ってもらって、という順番で。
だから「これから(=スコア0)」から「実務経験1年未満(=スコア4)」までの間だけでも3段階あるんです。」

 


__未経験者が担当者になるのはお客さんが不安に思うのでは?

「今基本的にSESはしていなくて、担当候補者を面談される案件も受けていないので、5名以上いる体制の中の追加枠として入ってもらうようにしてます。
どちらかというと、未経験者を面倒見ながらプロジェクトを進行しなければならないミドルクラスの負担の方が影響があるんですけど、どんなベテランも生まれつきベテランだったわけではないので、『もし過去に戻って自分が新人をやり直すとしたら、どんな人にどう教わりたかったか』を常に意識してもらうようお願いしています。
あと、新人育成能力も立派なスキルだし、なんならジョーカースキルなので、この育成スキルが身に付くというメリットもあります。
何より、新人さんに早く成長してもらえれば、それだけ周りも助かるわけですから。」

 


__先ほどの「工程経験」とはどんなものですか?

「クライアント企業の経営課題に対するIT戦略立案とかロードマップの策定といった超上流工程から、企画を策定して、要件定義をして、基本設計くらいまでの上流工程、詳細設計から開発、単体テストくらいまでの中流工程、結合テスト、総合テスト、運用テストから運用保守オペレーションまでの下流工程です。
ただ、QSは基本的にアジャイルでTDDな作り方を好む人が多いので、運用に合ったテストシナリオを作って、画面をモックアップする部分が上流になることもあります。
こういった工程を全て経験することで、初めて理解できることが多いんです。
例えば、運用を考えた設計ができるようになったり。なので、設計しか経験のない設計者と運用も経験のある設計者では価値が違うんです。」

 


__なるほど、それらの工程の経験という意味ですね。『規模経験』とは?

「例えば、ごく小規模な、1人で3日で終わるような追加開発と100人がかりでも3年かかるような大規模開発ではプロジェクト管理も進行も違うんです。なので、1人月未満の小規模から、今だと2000人月規模の大規模開発まで、いろいろな規模を経験し、規模による進め方の違い、管理や体制の違い、不測の事態が起きた時のリカバり方法の違いなどを身に着けてもらいたいと思ってます。」

 

 

__変なこと質問していいですか?自分、入ったばかりなんで。

「どうぞ。」

 

 

 

 

 


__QSはいい会社ですか?

「どうかな・・・。そもそもいい会社って人によって違うはずなので、誰にとってもいい会社か、という意味での質問だとしたら、たぶん違うと思います。
先日なにかのテレビドラマのワンシーンで、『勉強さえ頑張って、いい大学に行ければ、いい会社に入れる』というセリフがあったんですけど、それを聞いて、いい会社ってなんだろうと考えさせられました。
僕は社員全員が『会社がつぶれても全然まったく困らない人』になれる会社なら、それはいい会社だと思ってます。なので、そういう会社にしたいと思ってます。」

 


__つまりベンチャー志向より安定志向の人の方が向いているということですか?

「質問がね。(笑)
そうなんだけど、なんか誘導したい意図を感じる。(笑)

まず、安定とか安定志向という表現は『誰にとっての安定か』を考えるべきだと思う。
大手はリストラによる倒産回避が有効な場合が多く、中小零細企業ではリストラではあまり効果が見込めない場合が多いとか、中小零細企業なら破産させた方が債務者にとってましな状況でも、大手なら民事再生法や会社更生法を適用するべきだったり、そもそもの社会的責任や影響力が違ったり。
もはや大手だから安定しているとは言えない時代だけど、もしそう見える側面があるなら、それは切り捨てる社員が多く、会社を存続させるために社員の犠牲が有効だからかもしれないです。

なんにせよ、大手の方が会社が倒産しづらいという意味では安定なのかもしれないけど、その安定は社員の不安定の上に成り立っている場合もあるということです。
ぶっちゃけ若林さんとか、QSがつぶれても困りません。おそらく10年以上いる社員は誰も困らないです。なんなら転職活動すら不要です。だって『せっかく会社がつぶれたのだから、是非ウチに来て欲しい』と言ってくれる会社がたくさんあるので。
これこそが社員本人にとって、『自分の安定』だと思います。
そうなってもらうための研修や案件やSSCとかの各種制度なので。
で、全員がそうであれば、特に意識しなくても結果的に会社は強くて安定しちゃうんです。」

 


__最後の質問なんですけど、丹生さんは健康ですか?

「なんだかんだ喘息とか扁桃炎とか副鼻腔炎とか、呼吸器系の慢性疾患で毎年1度は入院しちゃってるけど、普段は体の不調を感じたりとかないですよ。ジムにも週3で通ってるし。
あと、年に1度人間ドックも受けてて、冠動脈が石灰化してる以外には、特にひっかかることもなく。という感じです。」

 

 

__ありがとうございました。

「ありがとうございました。」

 

 

 

丹生さん、インタビューありがとうございます♪

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